目的のもう半分。 花は細部に飾り、 ひと品目は奇をてらわない程度のおどろきを。 ふた品目には暖かなものを。 準備はし過ぎて、し過ぎということはなく。 滋味を感じるもの、 ふと笑みがこぼれるもの、 日常的に寵愛されるひと品は季節を問わず。 ご用意したものをすべてお召し上がりいただくことは目的の半分。 お愉しみを見出していただくこと、 おくつろぎの時間をゆるりと感じて頂くことこそが。 2016/03/14